後遺障害事例

橈骨遠位端骨折、コーレス骨折とスミス骨折

1.はじめに

 橈骨遠位端骨折とは、前腕骨を構成する2本の骨(橈骨と尺骨)のうち、橈骨が遠位端(手首のところ)で骨折する症状のことです。

 手首に強い痛みを感じ、すぐに腫れが生じます。手のひらをついて骨折したケースでは、下記イラスト図のように、食器のフォークを伏せて置いたような変形が見られます。

            172-2

手がぶらぶら状態になって力が入らず、健康な側の手で支える必要があります。また、折れた骨や腫れによって神経が圧迫され、指が痺れるときもあります。

    172-3

2.コーレス骨折とスミス骨折

 橈骨遠位端骨折のうち、手首の骨が手の甲の側に転位している(ズレている)ものはコーレス骨折、手のひら側に転位しているものはスミス骨折と呼ばれています。

 手のひらを強く突くと、手首の骨は手の甲側にズレるのでコーレス骨折となり、手の甲を強く突くと、手首の骨は手のひら側にズレるのでスミス骨折となります(下記イラスト図参照)。

             172-5

3.橈骨遠位端骨折の検査と治療

 橈骨遠位端骨折の検査は、XP検査(レントゲン検査)を実施します。その際、折れた部分が単純骨折型か多数の小さな骨片がある不安定型かを見極める必要があります。

 橈骨遠位端骨折の治療は、麻酔注射をして痛みをとった上で、手を指先の方向に引っ張ってずれを治す徒手整復を実施します。引っ張る力を緩めても元に戻らなければギプス固定をします。この場合、1か月半程度でほぼ骨癒合がみられ、その後、12か月程度のリハビリをすれば治癒するといわれています。

 徒手整復をしたものの、引っ張る力を緩めると元に戻ってしまったり、粉砕骨折などの不安定型のときは、観血固定術が選択されます。ロッキングプレート(下記イラスト図参照)が開発される前は様々な固定術が試されましたが、現在ではロッキングプレートを利用した固定術が一般的です。

               172-4

 このロッキングプレートを用いて固定することで、早期に手首の関節を動かすことができるようになり、これによって手関節の機能障害が発生するリスクを軽減することができます。

 

4.橈骨遠位端骨折の後遺障害等級

 橈骨遠位端骨折の後遺障害として手関節の機能障害が残るときがありますが、非常にまれです。手関節の機能障害が残るときは、その症状の重さによって、第86号(手関節の用廃)、第1010号(手関節の著しい障害)、第126号(手関節の機能障害)に該当することになります。

 変形障害に至らない変形治癒を残し、骨折部位に痛みがあるときは、神経系統の障害として、第1213号(局部の頑固な神経障害)ないし第149号(局部の神経障害)に該当する可能性があります。

 

5.最後に

 交通事故によって外傷を負った場合には、症状を適切に把握して、発現した症状に応じた後遺障害の等級認定を得なければなりません。後遺障害の申請には医学的な知識やそれに基づいた立証が重要になってきますので、後遺障害の申請をお考えの方は弁護士相談をご検討ください。

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