後遺障害事例

ズディック骨萎縮 Sudeck骨萎縮

1.ズディック骨萎縮とは?

 ズディック骨萎縮とは、打撲や骨折などの外傷によって骨が急性に萎縮する症状のことをいいます。
 ズディック骨萎縮は、骨折に合併した自律神経系の血管運動神経失調によって、末梢血管の血流不全から起こるものといわれています。

2.症状について

 関節部の疼痛(灼熱感)、浮腫、皮膚色調の変化、発汗異常、関節拘縮

3.診断方法

XPによって、関節軟骨や骨質が保たれたまま高度な骨萎縮を認めます。
つまり、骨がスカスカになっている状態がみてとれるのです。

足指の基節骨、末節骨が黒ずんで見えますが、これがSudeck骨萎縮です。

4.治療方法

まず、ステロイド剤の投与によって痛みの緩和する方法が採られます。
そして、交感神経節ブロック注射による痛みの緩和方法も検討されます。
さらに、発汗異常を緩和するための方法として、交感神経節切除術が検討されることもあります。

5.後遺障害等級について

 

 ①神経症状について

  ・12級13号
   XP画像やMRI画像によって骨折等の器質的損傷が認められることが必要です。
  ・14級9号
   画像による証明はできないが、神経症状が残っている場合に該当します。

②関節拘縮となった場合は、可動域制限となり、制限の程度に応じた機能障害として認定されます。

  ・10級10号
   患側の可動域が健側の可動域の1/2以下に制限されている場合
  ・12級6号
   患側の可動域が健側の可動域の3/4以下に制限されている場合

6.注意点

 神経系統の機能障害については、別途説明します。

 

 

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