後遺障害事例

ガレアッチ骨折

1.ガレアッチ骨折とは?

遠位橈尺関節脱臼(手関節脱臼)を伴う橈骨骨幹部骨折のことを「ガレアッチ骨折」といいます(下記イラスト図参照)。

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モンテジア骨折(尺骨骨折+ひじ関節脱臼)と同様に、橈骨の骨折に気を取られ、関節脱臼を見逃しやすい外傷であるといわれています。

 

2.ガレアッチ骨折の検査方法

ガレアッチ骨折の検査は、全般の正面と側面のXP検査(レントゲン検査)に加えて、手関節の正面と側面のXP検査を行う必要があります。橈骨が皮膚を破って外に飛び出しているケースもあり、橈骨の骨折の治療に集中する余り遠位橈尺関節脱臼(手関節脱臼)を見逃すケースもあります。

また、遠位橈尺関節脱臼(手関節脱臼)は転位(ズレ)が小さいことから、触診やXP検査を実施したとしても見逃してしまうケースもあります。そのため、手関節に痛みや腫れがあるときは、XP検査で異常が見られなくてもCT検査をすることが重要であるといわれています。

 

3. ガレアッチ骨折の治療方法

ガレアッチ骨折の治療は、当初から観血固定術(患部を切開し、プレートを埋め込んで固定する術式)が選択されます。

また、遠位橈尺関節脱臼(手関節脱臼)の程度が著しいときは、靭帯を縫合するときもあります。

初診時に遠位橈尺関節脱臼(手関節脱臼)を見逃し、適切な治療がなされないと、阻血性拘縮(フォルクマン拘縮)を合併することがあります。

 

4.後遺障害等級

 関節機能障害を残すことはまれですが、フォルクマン拘縮が進行し、手関節が用廃し、手指が機能全廃となれば第6級の後遺障害が認められます。

 

5.最後に

交通事故によって外傷を負った場合には、症状を適切に把握して、発現した症状に応じた後遺障害の等級認定を得なければなりません。後遺障害の申請には医学的な知識やそれに基づいた立証が重要になってきますので、後遺障害の申請をお考えの方は弁護士相談をご検討ください。

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