筋萎縮検査、腱反射の異常がない場合の12級の認定
2014年04月05日 土曜日
Q
病院で行った神経学的テストでは、筋萎縮もありませんし、深部腱反射も正常とのことでした。
症状固定後もなお、強い痺れの症状が残っているのですが、12級13号の認定がされる可能性はありますか。
A
筋萎縮がなく、腱反射も正常な場合、後遺障害12級13号の認定がされる可能性は低いと考えられます。。
このような場合、MRIでの画像所見を確認することとなりますが、MRI画像上で明確な神経根の圧迫所見があったとしても、神経学的テストにより、症状が裏付けられていないとして、12級が否定されることとなります。
12級の認定においては、いくら本人が痛みや痺れを訴えても、客観性の高い神経学的なテストによる立証がされないと、非該当もしくは、14級の認定となります。
どうしても検査結果に納得がいかない場合、腱反射テストについては、検査者や検査方法によって、結果が異なることもありますので、他院で専門医等の再検査を受けることも考えられます。