14級9号の認定と神経学的テストについて
2014年03月24日 月曜日
Q
むちうちによる後遺障害の認定に必要な神経学的テストとはどのようなテストでしょうか
A
むちうちの症状を立証するための神経学的テストとしては、深部腱反射テスト、筋萎縮検査、ジャクソンテスト、スパーリングテストなどのテストがあります。これに加えて、徒手筋力テストや握力テストを行うこともあります。
後遺障害の認定のためには、腱反射の異常や筋萎縮がみられることを重視とする意見もありますが、14級9号の認定においては、腱反射の異常や筋萎縮までは認められなくとも後遺障害として認定されることがあります。
ただし、ジャクソンテスト又はスパーリングテストでの陽性反応すらない場合は、14級9号としても、認定されにくくなります。
当事務所では、最低ジャクソンテスト又はスパーリングテストで陽性反応がみられることを後遺障害認定の基準として考えております。