後遺障害事例

モートン病 (MORTON病)

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1.足の構造と機能

交通事故が原因で、「モートン病」という傷病になってしまうケースがあります。

 

人間は哺乳動物の中でも、唯一2本足で直立歩行するものです。

4本足の哺乳動物は、かかとを浮かせて足先の部分のみで歩きますが、人間は足裏の全体を地面につけて歩行するので、人の全体重は、地面に接している足に集中してかかります。

このように、全体重の負荷を支える必要があるので、足には衝撃を吸収するための構造があります。

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図の三角の部分に記された「3つのアーチ」がその構造です。

アーチを弓だとすると、筋肉や靱帯は、弦に相当します。

足に体重がかかると、その弓(アーチ)と弦(筋肉や靱帯)が伸縮することにより、足にかかる衝撃を吸収しているのです。

 

また、脚は「第2の心臓」とも呼ばれます。

心臓はポンプの働きによって全身に血液を送っていますが、下部にある足には血液が溜まりがちになります。その血液を、ふくらはぎや足の裏の筋肉により、心臓に送り返しているのです。

人間は立った状態でも、足裏に刺激を受けていると、足のポンプが機能して血行が促進される仕組みとなっています。

なお、足のむくみについては、後遺障害の「コンパートメント症候群」の記事で解説していますので、よければお読み下さい。

 

近年では、足裏のつぼのマッサージが流行していますが、これは、足の血行をよくすることで、自律神経やホルモンの働きを活性化させるものです。

 

2.モートン病と診断された事例

過去に取り扱った事例で、以下のようなものがありました。

被害者は単車運転中に2トントラックの側面に激突して、右下腿骨の開放性粉砕骨折と右足関節果部の挫滅骨折となりましたが、奇跡的に足の切断を免れました。

事故後17か月目に症状固定しましたが、偽関節と足関節の運動障害があったので併合7級の後遺障害が認定されました。

そのとき、右足指の34番目に疼痛があり「モートン病」と診断されたのです。

 

3.モートン病とは

モートン病は、先に説明した足根管症候群と同種の傷病で、絞扼性の神経障害です。

後脛骨神経から枝分かれしている内側足底神経の外側の「趾間神経」が圧迫されることで、発症します。ハイヒールを履く習慣のある中年の女性にも多い疾患です。

モートン病になると、23趾または34趾の痺れ感と灼熱感、疼痛を訴える患者が多いです。

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足指に通じている神経は、中足骨をつなぐ靭帯の下を走っていますが、歩行時に足を蹴り出すと、この神経が引っ張られて足の靭帯に当たり、摩擦が起こります。

ハイヒールなどのつま先の小さな靴を長時間履き続けると、この摩擦が繰り返されて、神経に瘤ができてしまいます。これが、モートン病の原因です。

 

モートン病が34指に多いのは、イラストで示すように、神経が2方向からやってきて合わさっているせいであると考えられます。

 

上記でご紹介した単車の交通事故被害者の方の場合には、ステロイドの局注によって症状が改善しましたが、ケースによっては外科手術によって神経腫を切除する必要もあります。

モートン病単独で後遺障害になることはありません。

 

以上、ご紹介したように、交通事故に伴ってモートン病を発症することがあります。後遺障害認定との関係などを含めて、正しい対処方法が分からない場合には、お気軽に福岡の弁護士までご相談下さい。

 

 

 

 

 

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